銀河英雄伝説歴史資料館
- 1 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:22
- ここは後世の歴史家たちが集めた資料を補完する資料館・・・
ネットの銀河に散らばった様々な資料をここに納めてください。
2ちゃんねる本スレ
銀河英雄伝説10 我が命運尽きるとも 新たなる命煌く
http://comic.2ch.net/test/read.cgi/anime/1014910187/
- 2 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:23
- ヤン 767年 4月 4日 800年 6月 1日 2時55分
ユリアン 782年 3月15日
フレデリカ 774年 2月19日
アッテンボロー769年11月23日
シェーンコップ764年 7月28日 801年 6月 1日
カリン
キャゼルヌ 761年 5月 1日
ポプラン 771年
コーネフ 799年 4月29日
ムライ
フィッシャー 800年 5月15日
パトリチェフ 800年 6月 1日
メルカッツ 801年 6月 1日
シュナイダー
リンツ 770年
ブルームハルト 800年 6月 1日 3時10分
マシュンゴ 801年
バグダッシュ
マリノ
ビュコック 800年 1月16日
チュン 761年 800年 1月16日
グリーンヒル 797年 8月
ウランフ 796年10月10日
カールセン 800年 1月16日23時10分
モートン 799年 4月
ラップ 767年 796年 2月
ジェシカ 767年 797年 6月22日
ボロディン 796年10月
レベロ 800年 2月 2日
トリューニヒト755年 800年12月16日
パエッタ 801年 4月
フォーク 770年 800年 6月 1日
スーン 770年
グエン 798年 5月間違ってたら訂正してちょんまげ
- 3 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:23
- グリルパルツァーの論文タイトル
「アルメントフーベル星系第二惑星における造山活動および大陸移動の相互関係を証明する極地性植物分布に関しての一考察」
- 4 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:23
- ■塩沢 兼人氏 塩沢 兼人氏(しおざわ・かねと=声優、本名・敏一=としかず)10日午前0時54分、
脳挫傷のため東京都新宿区の東京医大病院で死去、46歳。東京都出身。自宅は東
京都中野区鷺宮6の16の12。通夜は14日午後7時から、葬儀・告別式は15日午前10
時から中野区中央2の33の3、宝仙寺で。喪主は妻、はるみさん。
アニメ「名探偵コナン」の白鳥刑事役、アニメ「クレヨンしんちゃん」のぶりぶりざえも
ん役などで知られる。9日午後、自宅の階段から転落し、病院に運ばれた。
■富山 敬氏「ヤマト」主役の声富山敬氏(とみやま・けい=声優、本名富山邦親=とみやま・くにちか)
25日午後9時7分、すい臓がんのため東京都新宿区の東京医大病院
で死去。56歳。
中国東北部(旧満州)出身。自宅は中野区東中野1の38の14の206。
葬儀・告別式は30日午前11時から同区上高田1の31の4の天徳院会館で。
喪主は父富山義邦(とみやま・よしくに)氏。「宇宙戦艦ヤマト」の主役・古代進や「ちびまる子ちゃん」の友蔵じいさん役
などアニメのほか映画「ビバリーヒルズ・コップ」のエディ・マーフィの声の吹
き替えなどで知られた。
- 5 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:24
- 四月三〇日二三時一五分、ファーレンハイト上級大
将の旗艦アースグリムは、ついにヤン艦隊の火力の網
にとらえられた。潰走する味方の最後衛にあって、そ
の全面潰走をくいとめ、退却を援護しつづけていたの
だが、味方の減少と敵火力の密度の増大とは、比例せ
ざるをえなかったのである。
エネルギー中和システムの能力が限界をこえた瞬間、
灼熱した光の矛がアースグリムの船腹をつらぬきとお
した。誘爆が生じ、炎の蛇が艦内をのたうった。ファ
ーレンハイトは指揮シートから放り出され、壁面に、
ついで床にたたきつけられた。激痛が螺旋状につきあ
げ、傷ついた肺の奥から、血と空気が口をとおって逆
流し、床に散らばった。
床に半身をおこしたとき、ファーレンハイトは急激
に接近する死の足音を耳道の奥に聴いた。血に汚れた
顔でファーレンハイトは一笑した。水色の瞳が照明を
受けて金属的な反射光を放った。
「おれは皇帝ラインハルト陛下にもおとらぬ貧乏貴族
の家に生まれて、食うために軍人になったのだ。何度
も無能な上官や盟主にめぐりあったが、最後にこの上
なく偉大な皇帝につかえることができた。けっこう幸
運な人生と言うべきだろう。順番が逆だったら目もあ
てられぬ……」
あらたな激痛が血の形をとって口の端からこぼれた。
暗度をます視界のなかで、従卒としてしたがっていた
幼年学校の生徒が、まだ彼の傍にひかえているのを彼
は見た。涙と埃に汚れた顔を直視して、ファーレンハ
イトは叱りつけた。
「何をしている、さっさと脱出しないか」
「閣下……」
「さっさと行くのだ。アーダルベルト・フォン・ファ
ーレンハイトが戦死するときに子供を道づれにしたと
言われては、天上に行ってから、おれの席が狭くな
る」
火と煙と屍臭にむせかえりながら、幼年学校の生徒
は、けんめいに、学校の精神を遵守しようとしてい
た。
「では何か、形見をください。生命に代えても皇帝陛
下のもとへおとどけいたしますから」
死に瀕した帝国軍の勇将は、あきれたように少年を
見やった。苦笑を浮かべようとしたが、もはやその力
すら失われていた。
「わかった、形見をやる……」
声帯の自由も急速に失われつつあった。
「お前の生命だ。生きて皇帝にお目にかかれ。死ぬな
よ、いいか……」
自分で発した声を、ファーレンハイトはおそらく自
身で聴きおえることはなかったであろう。司令官の死
に、旗艦の死がつづいたのは二三時二五分であり、ご
く少数の生存者はシャトルに身を託して流血の道を逃
がれでていった。
- 6 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:24
- 二時四〇分。ヤンは立ちどまった。彼を呼ぶ声が至
近に聴こえたのだ。
「ヤン・ウェンリー提督!?」
その声は質問ではなく、確認ですらなく、発砲の意
図を表明する音響でしかなかった。そして、発声者は、
自分自身の声で鞭うたれたかのように、発作じみた動
きで発砲したのである。
異様な感触が、ヤンの左腿を一本の棒となって貫通
した。ヤンはよろめいて壁に背をつけた。感触はまず
重さに具体化し、ついで熱さに変わり、最後に痛みと
なって全身に拡大した。真空ポンプに吸い出されるよ
うに、血が噴き出している。
動脈叢を撃ちぬかれたな、と、ヤンは奇妙に冷静な
判断を下した。意識野に対する痛覚の侵蝕がなければ、
立体TVの画像を眺めているような気すらする。むし
ろ、彼を撃った相手のほうが恐怖と逆上の叫びをあげ、
ブラスターをとりおとし、踊り狂うシャーマンのよう
な動作で、ヤンの視界から消え失せてしまった。「殺
した、殺した!」という調子はずれの声が遠ざかるの
を聴きながら、ヤンはスカーフをはずして傷口に巻き
つけた。そこはすでに血の湧出池と化して、ヤンの両
手は赤く染めあげられた。彼がこれまで流してきた血
の量にくらべれば、ささやかなものであったが。
いま、痛覚はヤンの意識野と現実とをつなぐ、ほと
んど唯一の細い通路となっていた。もしかしたら死ぬ
な、と、ヤンは思い、妻や被保護者や部下たちの顔を
思い浮かべた。すると自分自身の現状に腹が立った。
彼らの手のとどかないところでこんな目にあっている
自分の不甲斐なさがいまいましく感じられた。彼は片
手を壁につけて、通路を歩きはじめた。まるで、それ
によって、彼と彼の親しい人々との間に横たわる距離
の壁を打破できるかのように。
奇妙だな、と、ヤンは意識野のごく一部で苦笑した。
血が大量に流出すれば、体重は軽減するはずであるの
に、なぜこうも身体が重いのだろう。ひどく重い。腿
だけでなく下半身全体に、悪意に満ちた透明な腕がま
つわりついて、彼を引きずり倒そうとしている。
アイボリーホワイトのスラックスは、見えざる染色
技術者の手で、一瞬ごとに赤黒く染まりつつあった。
傷口に巻きつけたスカーフは、いまや出血をとめる力
を失い、単に血が伝わり落ちる布製の通路と化してい
た。
あれ、と、ヤンは思った。視線の位置が流れ落ちる
ように低くなったのだ。いつのまにか、床にひざをつ
いていた。立ちあがろうとして失敗したヤンは、壁に
軽く背中をぶつけ、そのまま壁ぎわにすわりこんでし
まった。どうも恰好がよくないな、と思ったが、姿勢
を変えるだけの余力もすでになくなっていた。彼の周
囲に、なお血だまりが拡がりつつあった。やれやれ、
奇蹟のヤンが血まみれヤンになってしまった、とヤン
は考えた。考えることさえ、はなはだしい疲労をとも
なってきた。
指が動かない。声帯の機能も失われつつあった。だ
から、「ごめん、フレデリカ。ごめん、ユリアン。ご
めん、みんな……」という声を聴いたのは彼以外にい
なかった。否、自分でそう思っただけかもしれなかっ
た。
ヤンは両目を閉じた。彼がこの世でおこなった最後
の動作。薄明から漆黒ヘ、無彩色の井戸を落下してい
く意識の隅で、なつかしい声が彼の名を呼んでいた。
宇宙暦八〇〇年六月一日二時五五分。ヤン・ウェン
リーの時は三三歳で停止した。
- 7 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:25
- 「ルッツ、銃が撃てなくなったら降伏せよ。ロイエン
夕−ルは勇者を遇する道を知っているはずだ」
ルッツは一礼したが、諾とも否とも口には出さなか
った。皇帝たちの後姿を見送り、最後に振りむいたラ
インハルトの白い顔に敬礼をほどこすと、歩調を速め
るでもなく、道脇の大樹に半身を隠した。
ルッツの忍耐心は限界をためされることがなかった。
一〇秒を経過したころ、一個小隊ほどの追跡者たちが
姿をあらわしたのだ。ルッツは、ひとりその前進をは
ばんで、銃撃戦を開始した。
追跡者たちは目に見えてひるんだ。ルッツが名将の
誉高い男だとは知っていても、これほどの名射手であ
るとは想像していなかったのだ。
わずか二分のうちに、ルッツひとりの銃で八人が倒
され、半数は即死している。せまりくる敵と猛火を前
にして、ルッツの沈着さには刃こぼれひとつ生じなか
った。大樹の幹に半身を隠して、ときおり舞いかかる
火の粉をはらう余裕さえ見せながら、ただひとりの防
衛線を難攻不落にしたてているのだ。投降を呼びかけ
る声を聴いたとき、彼の返答はこうであった。
「せっかくの機会だぞ。ローエングラム王朝の上級大
将が、どのような死にかたをするか、卿らが死ぬにせ
よ、生き残るにせよ、見とどけていったらどうだ?」
どこまでも平静な声でルッツは言い放つと、彼自身
の精神がそうであるように、まっすぐ腕をのばし、引
金をしぼる。
ルッツの意思がエネルギー体となって銃口からほと
ばしるようだった。襲撃者たちは、自分たちの人数を
忘れ、一対一で対するように、必死で応射した。正確
無比の射撃をかわそうとして森に飛びこみ、炎に追わ
れて飛びだしてくる醜態を見せる。
みっつめの、そして最後のエネルギー・カプセルを
銃に装填しながら、ルッツは、ブリュンヒルトがまだ
離水しないのか、と、彼以外の人々のためにいらだっ
た。
炎が大きく揺れた。赤と黒、炎と闇が争う上方を、
白銀のきらめきが圧したように思えた。ルッツは顔を
あげた。彼が放った視線の箭の先に、銀河帝国の軍人
なら見誤りようのない宇宙戦艦の姿が映った。数十条
のビームが地上から追いすがるなかを、誇り高くはば
たきわたる純白の巨鳥。讃歎の思いをこめて、地上か
らその姿をひとりの男が仰いでいる。
忘我の一瞬がすぎ、コルネリアス・ルッツは、自分
の左鎖骨の下に白い細い光が突きささるのを見、それ
が左肩甲骨の横から背中へ抜けるのを実感した。痛覚
が一点にはじけ、それが拡散して内部から全身を満た
す。ルッツは、半歩だけよろめき、わずかに眉をひそ
めただけで、さらに二度、引金をひき、ふたりの敵を
炎のなかに撃ち倒した。軍服の胸に左手をあてたとき、
不快な粘着感をおぼえた。指の間から、黒く濡れた色
の小さな蛇が、数匹這いだしてくる。
そのままの姿勢で、急速に重くなった引金をもう一
度引く。炎を背景として、敵のひとりが死の短い舞踊
をおどったが、斜めから応射された一閃が、ルッツの
右側頭部をつらぬきとおし、耳から血をほとばしらせ
た。皇帝の忠臣の視界から炎が消え、闇だけが残った。
「わが皇帝、あなたの御手から元帥杖をいただくお約
束でしたが、かなわぬことのようです。お叱りは天上
でいただきますが、どうかそれが遠い未来のことであ
るように……」
不屈の勇将が、ついに立ちえず、燃えはじめた大樹
の根もとに倒れこむ姿を、襲撃者たちは見た。彼が致
命傷を負ったことを知ってはいたが、襲撃者たちは近
づくことができなかった。ルッツの頭上に、枝の形を
した炎の塊が落ちかかったとき、ようやく彼らは恐る
べき射撃手の死を確認したのだった。
- 8 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:25
- 「そのためには、あえて地球教に利用されることも辞
さないというのだな」
「ちがいます。地球教を、私が利用したのです。私は
何でも利用します。宗教でも、制度でも、皇帝でも。
そう、あなたが叛旗をひるがえした、あの皇帝、才能
はあっても、人間として完成にほど遠い、未熟なあの
坊やもね。金髪の坊やの尊大な天才ぶりには、ロイエ
ンタール閣下もさぞ、笑止な思いをなさったことでし
ょうな」
流れわたる能弁のうちに、ヨブ・トリューニヒトは、
自分自身の死刑宣告文に舌で署名したのだった。奇妙
にも思えることだが、彼は、自分がロイエンタールに
殺されるとは考えていなかったようである。彼を殺す
理由はロイエンタールにはなく、何よりも、彼を殺す
ことでどんな利益もロイエンタールにはもたらされな
いはずであった。
ロイエンタールが、優雅なほどの手つきで、だがじ
つは全身のカをこめて、レール・ガンをトリューニヒ
トの胸に擬したとき、自由惑星同盟の前元首はにこや
かな笑顔をたもっていた。胸の中央を撃ちぬかれた瞬
間にも笑っていた。激痛が全神経を支配し、噴きだす
血がオーダーメイドの高級スーツを変色させたとき、
はじめて表情が変わった。恐怖や苦痛の表情ではない。
彼の判断と計算にしたがわなかった加害者の、非理性
的な行動を批判し、とがめるように見えた。口を開い
たとき、一万の美辞麗句にかわって、肺から逆流した
一〇〇CCの血がこぼれだした。
「きさまが民主共和政治を愚弄しようと、国家を喰い
つぶそうと、市民をたぶらかそうと、そんなことは、
おれの関知するところではない。だが……」
ロイエンタールの色の異なる両眼が、苛烈な光でト
リューニヒトの面を打ち、自由惑星同盟前元首の長身
をよろめかせた。
「だが、その穢らわしい舌で、皇帝の尊厳に汚物をな
すりつけることは赦さん。おれは、きさまごときに侮
辱されるような方におつかえしていたのではないし、
背いたのでもない」
ロイエンタールが口を閉ざしたとき、ヨブ・トリュ
ーニヒトはすでに立つ力を失って、床に崩れ落ちてい
た。両眼は、失望と失意をたたえて、宙に放たれたま
まだった。ふたつのことなる体制を、ひとつの資質に
よって操縦しようとした稀有な男が、巨大な可能性を
内宇宙にかかえこんだまま、死に瀕した金銀妖瞳の
男によって未来を奪われた。大義名分にも法律にも拘
泥する必要のなくなった人物が、私的憾感情の奔出にし
たがって、彼を撃ち倒したのである。皇帝ラインハル
トに対しても、故ヤン・ウェンリーに対しても、身命
と地位の安全を完璧に守りぬいた保身の天才が、失敗
した叛逆者の「暴挙」によって、時空からの退場を余
儀なくされたのであった。トリューニヒトの、一種の
不死性を破壊するには、そのような行動だけが有効で
あったのだ。
床に倒れたものは、もはやヨブ・トリューニヒトで
はなかった。死んだからではない。口がきけなくなっ
たからだった。舌と唇と声帯を活動させえなくなった
トリューニヒトは、すでにトリューニヒトではなくな
っていた。人格を喪失した、単なる細胞の集積物でし
かなかった。ロイエンタールは、レール・ガンを離し
た。否、レール・ガンが彼の手を離れ、床に乱暴に接
吻して転がった。
「どこまでも不愉快な奴だったな。おれが生涯の最後
に殺した人間が武器を持っていなかったとは……不名
誉な所業を、おれにさせてくれたものだ」
- 9 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:25
- 「すまんが、ミッターマイヤーが来るまで、抱いてい
てやってくれ。ああ、それと、そこの棚にウイスキー
がはいっている。グラスを二個だしてくれないか」
声は弱く、可聴域の最低レベルからさえ、はみ出し
かけていた。少年が気づきうるはずもなかったが、こ
のときロイエンタールは、生涯で最後の冷笑癖を自分
自身にむけていた。死に臨んで、自らの圭角が失われ
つつあるのを、生涯の最後に残された認識力によって
自覚したからであった。オスカー・フォン・ロイエン
タールともあろう男が、「あの人も、死ぬときは善人に
なって死にました」などと、道徳屋どもにさえずられ
るような死にかたをするのか。ばかばかしいが、それ
もよいかもしれない。人それぞれの生、人それぞれの
死だ。だがせめて、おれが敬愛したごく少数の人々に
は、より美しい死がおとずれんことを。
少年は片腕に乳児をだいたまま、もう一方の手で、
総督のデスクに二個のグラスをおき、落日のかけらを
溶かした色の液体をそそいだ。肺と心臓が胸郭のなか
で跳びはねていたが、どうにか命令を遂行して、壁ぎ
わのソファーにしりぞく。
ロイエンタールは、デスクに両腕をつき、グラスに
むかって、否、グラスの向う側に座るべき友人にむけ
て、声をたてずに話しかけていた。
「遅いじゃないか、ミッターマイヤー……」
美酒の香気が、明度と彩りを失いつつある視覚をゆ
るやかに浸しはじめた。
「卿が来るまで生きているつもりだったのに、まにあ
わないじゃないか。疾風ウォルフなどという、たいそ
うなあだ名に恥ずかしいだろう……」
元帥号を剥奪された男の、黒に近いダークブラウン
の頭部が、前方にかたむくのを見て、ソファーにすわ
っていた少年は、声と息をのんで立ちあがった。一瞬、
腕のなかで眠っている乳児をどうするか迷ったが、小
さな身体をソファーに置くと、デスクに駆けよって、
わずかに動く口もとに耳をよせた。
少年は、あわただしく、必死になって、鼓膜を弱々
しくくすぐる数語を、メモに書きとめた。ペンを持っ
たまま、蒼ざめた、端整な顔を見つめた。死が音もな
く翼をひろげて、男の上におおいかぶさった。
「……元帥、ロイエンタール閣下……」
少年はささやいたが、返答はない。
一二月一六日一六時五一分。オスカー・フォン・ロ
イエンタールは三三歳、つねに彼と反対側の陣営にい
たヤン・ウェンリーとおなじ年に生まれ、おなじ年に
死んだ。
- 10 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:26
- かくしてビッテンフェルトは、復讐戦に関して掣肘
を解かれた。黒色槍騎兵はイゼルローン軍にむか
って突進し、メルカッツとアッテンボローの一点集中
砲火に甚大な損害をこうむりながらも、その防御線を
力ずくで突破した。このとき、すでに、イゼルローン
軍は、ビッテンフェルトの猛撃をささえるだけの数を
残していなかったのである。メルカッツは危険を看取
して後退を指示した。メルカッツ提督の旗艦であるヒ
ューベリオンの艦腹に、閃光の塊が炸裂したのは、そ
の瞬間である。
膨大なエネルギーの矛は、エネルギー中和磁場をつ
らぬき、艦体に亀裂を生じさせた。その亀裂が四方へ
拡大したと見る間に、内と外へむかって、熱と光の柱
を噴きあげた。
爆風が艦内に渦まいた。V 火と風と煙が、ヒューベリオンの通路を高速で吹き
ぬけ、その途中で壁面をはがし、将兵やドアや機械類
を巻きこんで荒れ狂う。配電路にそって二次、三次、
四次の小爆発と火災が生じ、ヒューベリオンは致死性
の熱病にとらわれて痙攣をくりかえした。
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは、
くずれ落ちた機材の下に半身を埋められた。肋骨の三
本が折れ、一本が脾臓と横隔膜を傷つけた。致命傷で
あった。
「閣下! メルカッツ提督!」
ベルンハルト・フォン・シュナイダーは、火と煙と
死体が充満するなかを、けんめいに泳ぎぬいた。この
とき彼も右の肋骨にひびがはいり、右足首の靭帯を傷
つけていたが、苦痛に対して自覚もなく、敬愛する上
官の身体を、機材の山の下から引きずりだした。
メルカッツはまだ生きていた。不可避の死を目前に
した、わずかな時間上の踊り場でしかなかったにせよ、
意識はあった。血と埃と油脂によごれた床の上で、よ
うやく姿勢をただすと、忠実な副官の姿を瞳に映して、
百戦錬磨の名将は乱れのない声で問いかけた。
「ユリアンたちは、ブリュンヒルトに突入できただろ
うかな?」
「どうやら成功したようです。それより、閣下、脱出
のご用意を……」
「成功したか、では思い残すこともないな」
「閣下!」
シュナイダーが声を高めると、メルカッツは青年の
激情を静めるように、かるく片手をあげた。血で半ば
をおおわれた老顔に、満足感に似た表情がたゆたって
いた。
「皇帝ラインハルトとの戦いで死ねるのだ。せっかく
満足して死にかけている人間を、いまさら呼びもどさ
んでくれんかね。またこの先、いつこういう機会が来
るかわからん」
シュナイダーは絶句した。彼の敬愛する上官が、リ
ップシュタット戦役での敗北以来、いわゆる死場所を
求めていたことを、彼は知っていた。知りながら、生
をまっとうしてほしいと望んでいたのだ。
「お許しください、閣下。私は閣下にかえってご迷惑
を強いたかもしれません」
「なに、そうなげくような人生でもあるまい。何と言
ったかな、そう、伊達と酔狂で、皇帝ラインハルトと
戦えたのだからな。卿にも苦労をかけたが、これから
は自由に身を処してくれ……」
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツは六
三歳、その軍歴は、ラインハルトとヤンの両者を合し
て二倍した年数に匹敵する。それも過去のものとなり、
副官シュナイダーに看とられて、彼は息をひきとった。
ゴールデンバウム王朝最後の宿将が、革命軍の一員と
して、生涯を完結させたのである。
- 11 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:26
- 負傷者をあなどったのであろう。帝国軍兵士のひと
りが、シェーンコップの背後にまわり、荷電粒子ライ
フルの先につけた銃剣を突きこんだ。
シェーンコップの戦斧が一閃して、落雷が直撃した
ように兵士の頭部を吹きとばした。降りそそぐ人血を
あびて、シェーンコップは、魔王のように敵兵を圧倒
した。帝国軍はあえぎ、後退した。これほどの負傷、
これほどの出血にもかかわらず、装甲服をまとったこ
の男に、敗北の影はなかった。クルト・ジングフーベ
ル軍曹は、声もなく、床にはりついたまま動けない。
功名心のかけらもなく、畏怖の念にとらわれて、心の
なかで母の名を呼ぶだけだった。
「さて、誰が名誉を背負うのだ? ワルター・フォン・
シェーンコップが生涯で最後に殺した相手、という名
誉をな」
シェーンコップは笑った。この男以外に誰もなしえ
ない笑い、苦痛の一分子すら含まないように見える不
敵な笑いだった。装甲服は、真紅の巨大な蛇に巻きつ
かれたように見えた。なおも出血はつづいていたのだ。
彼は呼気を吐き出し、同時にわずかな量の血も吐き
出した。不当な境遇に置かれているとは感じなかった。
ヤン・ウェンリーがそうであったように、シェーンコ
ップも、自分ひとりの血では負債をまかないきれぬほ
ど、大量の血で自己の人生を染めあげてきたのだ。い
ま負債を返すべき時期が来たようであった。
シェーンコップは、悠然たる足どりで歩きだした。
常人ならとうてい立っていられないであろう出血と苦
痛を、平然と無視したような姿に、帝国軍は声と息を
のみ、狙撃すらなしえず、ただ見守るだけであった。
眼前に出現した階段を、シェーンコップは、それが
義務であるように上った。一段一段に血の小さな池を
残しながら最上段に達し、身体の方向を変えて、そこ
にすわりこんだ。
シェーンコップは、両ひざの上に戦斧を横たえ、階
段下の帝国軍兵士たちを見おろした。いい眺めだ、と
思った。何かを見あげて死ぬのは、この男の好みでは
なかった。
「ワルター・フォン・シェーンコップ、三七歳、死に
臨んで言い残せり−−わが墓碑に銘は要らじ、ただ美
女の涙のみ、わが魂を安らげん、と」
わずかに表情をゆがめたのは、苦痛ではなく不満足
感のためであった。
「ふん、どうもいまひとつ、修辞が決まらんな。アッ
テンボローの青二才に、代筆させたほうがまだましか」
階段下に、帝国軍の兵士たちがにじり寄ってくる。
シェーンコップは、興味なさそうにその光景を見つめ
た。だが、彼の視覚をつかさどる脳神経の中枢は、記
憶の暗い河をさかのぼって、ベつのものを探し求めて
いた。求めていたものが得られたとき、シェーンコッ
プは目をとじて独語した。
「……そうだ、あの娘だ、ローザライン・フォン・ク
ロイツェルといった。ローザと呼んでほしいと言って
いたな……」
ワルター・フォン・シェーンコップが絶命した正確
な時刻は不明である。二時五〇分に、帝国軍兵士がお
そるおそる近づいて、この危険きわまる男の生死を確
認したとき、シェーンコップは、階段にすわったまま
の姿勢を微動だにさせず、すでに、死者だけが通過を
許される門を、ほとんど傲然と胸をそらしてくぐりぬ
けていた。
- 12 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:26
- 「ヤン提督の讐だ!」
閃光はユリアンの声を乗せて飛び、ド・ヴィリエの
胸の中央部に炸裂した。地球教の若い主教は、目に見
えぬ巨人に突きとばされたように後方へ一転した。噴
きあがった血液が、紅い雨滴となって床に散ったとき、
ド・ヴィリエは、恐怖よりも怒気と失望をこめてユリ
アンをにらんだ。彼の弁舌が中断されたことに対して、
真剣な怒気と失望を感じたようであった。ユリアンは
知りようもなかったが、その表情は、ヨブ・トリュー
ニヒトが死の直前に見せた表情を、いくらか兇暴化し
たものであった。大主教は血と呪詛をひとかたまりに
して吐きだした。
「私を射殺してもむだだ。いつか必ずローエングラム
王朝を倒そうとする者があらわれるぞ。これですべて
が終わったと思うな……」
大主教の捨て台詞は、ユリアンに、一ミリグラムの
感銘も与えなかった。大主教は、自分が地球教団につ
いて有していた知識を、帝国治安機構に提供すること
で、生命を確保できるものと信じていたのであろう。
だが、ユリアンには、大主教の狡猾な方程式を成立さ
せてやる義務などなかった。
「勘ちがいしないでほしいな。ぼくは、ローエングラ
ム王朝の将来に何の責任もない。ぼくがきさまを殺す
のは、ヤン・ウェンリーの讐だからだ。そう言ったの
が、聴こえなかったのか」
「…………」
「それに……パトリチェフ少将の讐。ブルームハルト
中佐の讐。他のたくさんの人たちの讐だ。きさまひと
りの生命でつぐなえるものか」
ド・ヴィリエの身体は、たてつづけに閃光につらぬ
かれ、二度、地上で瀕死の魚のようにはねた。三度め
には、もはや動かなかった。
「主演俳優ひとりで、あまりはりきらんでくれ。おれ
たちの出番がなかったじゃないか」
アッテンボローが苦笑まじりにつぶやいたとき、帝
国公用語の雑然たる会話が近づいてきた。三人は銃を
投げだし、ド・ヴィリエ大主教の、祝福されざる遺体
から一歩しりぞいて、憲兵たちの処置を待った。
一方、ド・ヴィリエ大主教よりはるかに公然たる、
そして巨大な名声と非難を受けている人物も、死への
至近距離にあった。
軍務尚書は、不合理さを咎めるような視線で、自分
の腹にあいた赤黒いクレーターをながめていた。階下
の一室でソファーに重傷の身を横たえ、軍医の治療を
受けていたが、緊急に軍病院での手術が必要であると
言われて、オーベルシュタインはそれを拒否した。
「助からぬものを助けるふりをするのは、偽善である
だけでなく、技術と労力の浪費だ」
そう冷然と言って、周囲の人々を鼻白ませた後、彼
はつけ加えた。
「ラーベナルトに伝えてもらいたい。私の遺言状はデ
スクの三番めの抽斗にはいっているから、遺漏なく執
行すること。それと、犬にはちゃんと鳥肉をやってく
れ。もう先が長くないから好きなようにさせてやるよ
うに。それだけだ」
ラーベナルトという固有名詞が人々の不審をひきお
こしたことに気づくと、軍務尚書は、それが忠実な執
事の名であることを説明し、説明を終えると、そっけ
なく両眼を閉ざして、人々の視線を遮断した。三〇秒
後、その死が確認された。軍務尚書オーベルシュタイ
ン元帥は、三九歳であった。
- 13 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:26
- 「皇妃、あなたなら、予より賢明に、宇宙を統治して
いけるだろう。立憲体制に移行するなら、それもよし。
いずれにしても、生ある者のなかで、もっとも強大で
賢明な者が宇宙を支配すればよいのだ。もしアレクサ
ンデル・ジークフリードがその力量を持たぬなら、ロ
ーエングラム王朝など、あえて存続させる要はない。
すべて、あなたの思うとおりにやってくれれば、それ
以上、望むことはない……」
高熱と呼吸困難に妨害されながら、時間をかけてよ
うやくそう言い終えると、ラインハルトは疲労しきっ
たように手をおろし、瞼をとざして、そのまま昏睡に
落ちた。二三時一〇分、水を求めるように唇が動き、
ヒルダが、水と白ワインを含ませたスポンジを、皇帝
の唇にあてた。唇が動いて水を吸った。やがてライン
ハルトはわずかに目をあけ、ヒルダにささやきかけた。
あるいは、誰かとまちがえたのかもしれない。
「宇宙を手に入れたら……みんなで……」
声がとぎれ、瞼が落ちた。ヒルダは待った。だが二
度と瞼は開かず、唇は動かなかった。
新帝国暦〇〇三年、宇宙暦八〇一年七月二六日二三
時二九分である。
ラインハルト・フォン・ローエングラムは二五歳。
その治世は、満二年余という短期間のものであった。
……空気が音を伝える機能を放棄したかと思われる
ような沈黙は、ローエングラム王朝第二代皇帝アレク
サンデル・ジークフリードの小さな泣声によって破ら
れた。死者の枕もとにいたふたりの女性のうち、ひと
りが立ちあがった。いまや銀河帝国の摂政皇太后とし
て、宇宙の頂点に立ったヒルデガルド・フォン・ロー
エングラムである。マリーンドルフ伯、ミッターマイ
ヤー元帥らが粛然としてたたずむなか、彼女の低い声
が室内を回流していった。
「皇帝は病死なさったのではありません。皇帝は命数
を費いはたして亡くなったのです。病に斃れたのでは
ありません。どうかそのことを、皆さん、忘れないで
いただきとう存じます」
ヒルダは深く頭をさげた。そのとき、彼女の白い頬
に、はじめて涙が流れた。死者の枕もとにいる女性が
低く嗚咽をもらした。
「……かくて、ヴェルゼーデは聖なる墓となった」(エ
ルネスト・メックリンガー)
- 14 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:27
- 「見えるか、フェリックス、あの星々が……」
あれらの星々は、いずれも数億年、数十億年の生命
を閲している。人類が誕生するはるか昔から輝きつづ
け、人類が死滅しきった後も輝きつづけるだろう。人
の生命は、星の一瞬のきらめきにもおよばない。そん
なことは古来からわかりきったことである。だが、星
の永遠と、人の世の一瞬とを認識するのは、人であっ
て星ではない。
お前もいつか感じるようになるだろうか。凍てつい
た永劫と、一瞬の燃焼と、人はどちらを、貴重なものと
見なすのか、ということを。一瞬だけかがやいた流星
の軌跡が、宇宙の深淵と人の記憶とに刻印されること
があるということを。
いつか、お前も星々をながめて、その彼方に思いを
はせ、それを征服し、そのかがやきのなかに身を投げ
たいとの望みに身を灼くことがあるだろう。そのよう
な日が来たとき、お前は、自分ひとりで旅立つのか。
父親をともなって行くのか。それとも、一歳にして忠
誠を警約したアレクサンデル・ジークフリードと行を
ともにするのだろうか……。
「あなた、ウォルフ」
彼を呼ぶ声がして、エヴァンゼリンが星の光を頭髪
に受けながら近づいてきた。彼女の夫は、妻のほうへ
半ば身体を向けなおした。
「フェリックスがしゃべった。おれのことを父さんと
呼んでくれたよ」
「あら、まあ、まあ……」
エヴァンゼリンは、やや混乱したように、夫に近づ
き、自分の腕に幼児の小さな温かい身体をだきとった。
彼女の肩に、夫が手をまわした。彼らは、おそろしい
ほど繚乱たる星空に視線をむけ、数秒の間、無言のま
まその場に立ちつくした。
フェリックスが星空にむかって手をあげ、星をつか
みとる動作をした。幼児は自覚してそれをおこなった
のではない。それは人類全体の歴史を貫流する、手の
とどきえぬものへの憧憬を、一身にあらわしたのでは
ないだろうか。
「屋内へはいりましょう、あなた」
エヴァンゼリンがやさしくすすめ、ミッターマイヤ
ーはうなずいて、妻の肩に手をまわしたまま、星空の
下を歩きだした。仮皇宮の建物の内部は、皇帝の死に
対する悲哀と、皇帝の死を儀式化するための奇妙な活
力とにあふれている。そこへ向かって、ウォルフガン
グ・ミッターマイヤーは、歩いていくのだった。 ……伝説が終わり、歴史がはじまる。 銀河英雄伝説 完結
- 15 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:27
- 銀英伝第4期OP
sometimes it gets so hard without you.
it seems to me the whole world's away.
Do you know that you have a clue.
why I was born to live this windy day?
I think of you,oh,you holding me tight now feel your warmth revive.
It must be something that comes.
flooding in to my heart there must be something that leads
me through the space between.
It seems so for away we've come.
but it's only a start. tonight for you i pray to the brightest star
on the heavenly screen.
--------------------------------------------------------
訳文
時々、それはあなたなしで非常に困難になります。
それは、私に遠方に全世界のに見えます。手掛かりを
持っていることを知っていますか。なぜ私はこの風が強い日を
生活に実行するために生まれましたか。私はあなたについて
考えます、おお、あなた、私を抱くこと、きつい、今あなたの暖かさが
復活するのを感じます。それは来るものであるに違いありません。
私の心にそこに殺到することはスペースを通って私を間に
リードするものであるに違いありません。それはそのように
見えます、のために、遠方に、私たちは来ました。しかし、それは
スタートだけです。今夜あなたのために、i、天のスクリーン上の
最も頭のよい星に祈ります。
----------------------------------------------------------
オレ的訳
それはたまにお前無しでは困難になる。それはオレに全宇宙が遠くに
感じさせる事をお前は知っているか?
何故オレはこんな嵐の時代を選んだのか?
オレはお前の事を想う・・・ああお前の温もりが蘇るのが・・・
オレを強く包み込むのは決して気のせいなんかじゃない。
俺の胸に込み上げるこの想いは宇宙を渡って導くものに違いない。
その為にオレ達はここまで来た。しかしそれは始まりに過ぎない。
今宵もオレは天幕の一番星に祈ろう。
- 16 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/04/13(土) 00:39
- 著作権違反で通報しますた
- 17 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:40
- 某ファンサイトから無断転載(苦笑)
Season1 Opening Theme SKIES OF LOVE
I look above the stars are bright 私は頭上で光り輝いている星々を見る
Yet I'm blinded by the light しかし、私はその光によって目が見えない
Heaven seems so far away 天国はたいそう遠いように思える
Come back to me someday いつの日か私のところへ帰ってきなさい
The sky seems so blue 天空はとても青いように見える
They lead me to you それらは私をあなたのところまで導く
Somewhere there's a place in my heart どこかで私の心の場所は(?)
in the skies of love 愛の天空にある
I pray upon a star tonight 私は神が今夜の星に
for the Gods to shine a light 光を向けることを願う
There's a place that's far away 私がある日あなたに出会う場所は
I'll meet you there one day 遠くにある
My faith lies with you 私の信頼はあなたの義務である(?)
Protect all you do あなたのする全てのことを守りなさい(?)
there's always a place in my heart 私の心の場所はいつも
in the skies of love 愛の天空にある
- 18 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:41
- Season2 Opening Theme I AM WATING FOR YOU
I can see through the stars into your heart 私は星星を通してあなたの心を見ることができる
So no matter where you are its never far 故にたとえあなたが何処に居ようともそれは決して遠くない
I hold you in my soul, you'll always be 私はあなたを魂にとどめ,あなたはいつもいるだろう
Here with me forever you must believe ここであなたは、私とともに永遠に信じねばならない
I am wating for you 私はあなたを待っている
I am wating for you in my heart 私は心の中であなたを待っている
There are these few times わずかな時のあいだ
I feel lonely for you 私はあなたを恋しく思う しかし、私はこの憂鬱な
But I know this shade of blue will soon pass through 影がすぐ過ぎ去って行くであろうことを知っている
I must be strong without you by my side 私はあなたなしで強くならねばならない
I can see forever you are my light 私の光であるあなたを、永遠に見ることができる
I am wating for you 私はあなたを待っている
I am wating for you 私はあなたを待っている
I am wating for you 私はあなたを待っている
I am wating for you in my heart 私は心の中であなたを待っている
- 19 名前:ラインハル蔵 投稿日:2002/04/13(土) 00:42
- Season3 Opening Theme Sea of the Stars
No need for crying; 泣いている必要はない。
Let out your feelings, 時がちょうど際限なく回る広い宇宙を通って、
Wide through the space, あなたの感情を解放しなさい。
Where time just endlessly spins. 夜の涙の光り、
Twinkling tears of night; 暗黒は光になる。
Darkness turns to light. そのように航海することは自由である
Sailing so free; sailing in peace.. 平和に航海すること..
Lay your heart down 星の大海の上にあなたの心を
Onto the Sea of the Stars. 鎮めなさい。
Struggling and losing; 努力し失うこと
Never returning, すべての星は、
Into the dreams, 夢へ返らない。
Of all the planets that sleep. それは眠る。
Rainbow colored stars, 虹色の星は、
Gently taps the heart. 優しく心を軽く打つ。
Dreaming along; high above all.. ともに高くの上のすべてを
Awaken now, 夢見ること
Upon the Sea of the Stars. 今、星の大海で起きなさい。
Life is a gift from above; 生命は天からの贈り物である。
Still there's always an end. まだ、終了が常にある。
Deep within hatred is 憎悪の深淵は、
Beauty of love that sings. 歌う愛の美である。
No need for crying; 泣いている必要はない。
You won't be lonely. あなたは孤独にはなならない。
Whisper a prayer 際限なく生きている魂に
To souls that endlessly live. 祈りをささげる。
Sparkling dusts of tears, 煌めく涙の粉は、
Soon shall disappear. すぐに消えてしまう。
Trust and forgive, 信じ、そして許し、
Universe back in peace. 宇宙は平和に戻る。
Rise now oh child, おお、子供が昇っていく
Upon the sea of the stars. 頭上の星の大海を。
Rise now oh child, おお、子供が昇っていく
Upon the sea of the stars. 頭上の星の大海を。
- 20 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/04/13(土) 00:44
- 著作権違法で通報しますた
- 21 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/04/13(土) 20:15
- >20
おいおい、折角の新実況板をあぼ〜んさせる気かい?(汗
- 22 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/04/14(日) 20:53
- >>21
まぁ、歌詞はまずいのかな
- 23 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/07/16(火) 22:13 ID:???
- 07/16 22:30 87 嵐の予感
07/16 26:30 87 嵐の予感
07/17 22:30 88 辺境にて
07/17 26:30 88 辺境にて
07/22 22:30 89 夏の終わりのバラ
07/22 26:30 89 夏の終わりのバラ
07/23 22:30 90 鳴動
07/23 26:30 90 鳴動
07/24 22:30 91 発芽
07/24 26:30 91 発芽
07/29 22:30 92 ウルヴァシー事件
07/29 26:30 92 ウルヴァシー事件
07/30 22:30 93 矜持にかけて
07/30 26:30 93 矜持にかけて
07/31 22:30 94 叛逆は英雄の特権
07/31 26:30 94 叛逆は英雄の特権
- 24 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/08/05(月) 21:56 ID:???
- 08/05 22:30 95 双璧相撃つ!
08/05 26:30 95 双璧相撃つ!
08/06 22:30 96 剣に生き・・・
08/06 26:30 96 剣に生き・・・
08/07 22:30 97 剣に斃れ
08/07 26:30 97 剣に斃れ
08/12 22:30 98 終わりなき鎮魂曲(レクイエム)
08/12 26:30 98 終わりなき鎮魂曲(レクイエム)
08/13 22:30 99 未来への助走
08/13 26:30 99 未来への助走
08/14 22:30 100 皇妃ばんざい!
08/14 26:30 100 皇妃ばんざい!
08/19 22:30 101 動乱への誘い
08/19 26:30 101 動乱への誘い
08/20 22:30 102 敢えて武器を手に
08/20 26:30 102 敢えて武器を手に
08/21 22:30 103 コズミック・モザイク
08/21 26:30 103 コズミック・モザイク
08/26 22:30 104 平和へ、流血経由
08/26 26:30 104 平和へ、流血経由
08/27 22:30 105 昏迷の惑星
08/27 26:30 105 昏迷の惑星
08/28 22:30 106 柊舘炎上
08/28 26:30 106 柊舘炎上
- 25 名前:名無しになるもんっ♪ 投稿日:2002/09/02(月) 22:05 ID:???
- 09/02 22:30 107 深紅の星路
09/02 26:30 107 深紅の星路
09/03 22:30 108 美姫は血を欲す
09/03 26:30 108 美姫は血を欲す
09/04 22:30 109 黄金獅子旗に光なし
09/04 26:30 109 黄金獅子旗に光なし
09/09 22:30 110 夢、見果てたり(終)
09/09 26:30 110 夢、見果てたり(終)
- 26 名前:ブリュンヒルト 投稿日:2002/09/04(水) 22:19 ID:???
- 本日キッズステーション最終回!!
かつてのコテハン組も勢ぞろいの予感が・・・・
- 27 名前:ジンク・アースラ ★ 投稿日:2002/09/04(水) 22:29 ID:???
- 来週だよ
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